陽だまり日記

陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

「白夜を旅する人々」のこと

三浦哲郎さんの小説「白夜を旅する人々」を数年前に読んだことを思い出しました。 白夜を旅する人々 (新潮文庫) 作者: 三浦哲郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1989/04/28 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (8件) を見る アルビノの姉…

「関西弁講義」

関西弁講義という本を読みました。作者さんは関西弁を方言というより1つの独立した言語として研究しているそうです。 関西弁講義 (講談社学術文庫) 作者: 山下好孝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/07/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) …

「ざぼん」「謝文旦」について

1つ前の記事に書きましたが、朱欒(ざぼん)と文旦は1つの同じ果物Citrus maximaを指します。 朱欒は中国語、ざぼんはポルトガル語(zamboa)。 文旦も中国語ですが、wikipediaによれば、中国の中でも南部の潮州語が伝わったもののようです。発音はブンタン…

「朱欒」「ざぼん」について

2つ前の記事で、江戸時代に書かれた「阿波志」・「阿波誌」の、柑橘類に関する記事を引用しました。 ざぼん 郷名ケムス又の名サブム、橙に似て大 香櫞 即ち仏手柑 宜母子 郷名スダチ、柚に似て小、以て酢に代るべし 橙 郷名ダイダイ 橘 郷名カウジ やや小な…

「カブス」「カブチ」について

1つ前の記事で、江戸時代に書かれた「阿波志」・「阿波誌」の、柑橘類に関する記事を引用しました。 ざぼん 郷名ケムス又の名サブム、橙に似て大 香櫞 即ち仏手柑 宜母子 郷名スダチ、柚に似て小、以て酢に代るべし 橙 郷名ダイダイ 橘 郷名カウジ やや小な…

「すだち」(酢橘)のルーツ

もうすぐサンマの時期です。サンマといえばスダチ。その遺伝的なルーツについての覚え書きです。 1.スダチは「カボス」の異母きょうだい。共通の父親(花粉親)がユズ。 ここまではっきり分かっていたとは! 2.カボスの母親は「クネンボ」。一方、スダチの…

方言にまつわる雑記

私は子供の頃何回か引っ越しをしたので、例えば博多弁、京都弁、青森弁、みたいな、典型的な方言を話せません。東京式のアクセントで話していると自分では思っていますが、たぶんいろいろ混ざっているんだろうと思います。 最近、いろいろな地域の人の話し言…

祝再放送「きのう何食べた?」

「きのう何食べた?」の再放送が始まって、見逃していた1話をやっと観られました! CMまでコラボっぽくなっていてちょっと得した気分です。 シロさん役の俳優さんは、原作よりずいぶんアッサリしているというか、クセがないというか、何というか、そういうモ…

「きのう何食べた?」

「きのう何食べた?」のTV版が、あと1回で終わってしまうなんて……orz きのう何食べた?(1) (モーニングコミックス) 作者: よしながふみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/07/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (4件) を見る 取りあえずド…

「君が戦争を欲しないならば」

高畑勲さんの「君が戦争を欲しないならば」を読みました。講演の書き起こしで、とても短くすぐに読めます。 君が戦争を欲しないならば (岩波ブックレット) 作者: 高畑勲 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/12/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) こ…

片目の神様のこと(8)

片目の神様の伝説に付随する作物禁忌について、「それを作らない」という地域の近くには、それをたくさん作る地域があるのかも……?と、ふと思い付きました。 仮に、P村に氏神Q様がいた。そこに新しくRという有力者が移ってきて、P村にもともとなかった植物S…

片目の神様のこと(7)

数えてみたらこのブログで片目の神様のことに触れるのは7回目でした。 柳田国男さんの「日本の伝説」に収録されている片目の蛇の話は、何だか「金枝篇」みたい?と思ったので、片目・一つ目のことを考察している別の本の該当箇所を見てみました。 山の神 作…

「日本の伝説」(片目伝説6)

柳田国男さんの「日本の伝説」は青空文庫で読めます。良い時代になりました。 この中に片目の神様について記述された箇所があります。 久々に読み返して、とても気になる部分を見つけました。取りあえず、忘れないように引用しておこうと思います。 飛騨(ひ…

「セッション」(2014、アメリカ)

「セッション(原題:Whiplash)」を観ました。無茶苦茶過ぎて、すごく面白かった! セッション(字幕版) 発売日: 2015/10/21 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (1件) を見る 有名な映画らしいのですが、内容をよく知らずに寝る前に見始めてしま…

「アマテラスの誕生」

「アマテラスの誕生」という本を読みました。これはショックでした。 アマテラスの誕生 (講談社学術文庫) 作者: 筑紫申真 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/05/10 メディア: 文庫 クリック: 19回 この商品を含むブログ (9件) を見る 作者は代々神主さん…

人生を彩る糸!

私も編み物が好きです。全然上手じゃないし編むスピードも遅いし大したものは作れないのですが、それでも冬になると、今年はどんな帽子を編もうかな?とワクワクします。なぜ帽子かといえば、マフラーや手袋、靴下よりも早くできるから。 何を編もうか考えた…

今年の思い出

昨年の終わりに、大好きなラジオ「昔話へのご招待」の聞き手だった、中村律子さんが番組を卒業されました。どういうわけか自分でも不思議なほど、本当に名残惜しく残念に思いましたが、最近になって、やっと気持ちの整理(?)ができてきたようです。中村さ…

ハロウィンのこと

ハロウィンが近いので、「ケルト 再生の思想」を少しずつ読んでいます。 ケルト 再生の思想――ハロウィンからの生命循環: ハロウィンからの生命循環 (ちくま新書) 作者: 鶴岡真弓 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/10/05 メディア: 新書 この商品を含…

「日本語の源流を求めて」

大野晋さんの「日本語の源流を求めて」を読みました。 日本語が、インド南部のタミル語と関係があるという説です。 専門家の間でも賛否両論とのことで、私も、正直、最初は、インドなんてずいぶん遠いなあと思いました。 でも、読んでみたらとても面白かった…

「灼熱の魂」(2010、カナダ)

久々に映画を見ました。やらなければいけないことがあるのに、それをやらずについ最後まで見てしまいました。 双子が生まれてすぐ付けられた名前が分かるところが、とても印象に残っています。 灼熱の魂 [DVD] 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2012/0…

癒し

眺めているだけで楽しくて、久しぶりに本を衝動買いしてしまいました。 作ってみたら、とても癒されました…! 10号レース針で40番レース糸etc...にビーズを編み込んでいきます。 こういう小さな物たちの、色の組み合わせを考えていると時間を忘れてしまいま…

母音のこと

以前、ラジオ「昔話へのご招待」で、小澤俊夫先生が、日本語の母音は元来5つではなくてもっとたくさんあったというようなお話をされていました。 そう言われてみれば、東北出身の声優さんがそういうお話をしていたのを聞いたことがあります。普段の標準語と…

「きみはいい子」「世界の果てのこどもたち」

中脇初枝さんの「きみはいい子」と「世界の果てのこどもたち」を読みました。 ([な]9-1) きみはいい子 (ポプラ文庫) 作者: 中脇初枝 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2014/04/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 世界の果てのこどもたち 作者:…

海街diary

大好きな作品です。 中でも、ヒマラヤの鶴のエピソード(4巻)が良かったです。 海街diary 8 恋と巡礼 (フラワーコミックス) 作者: 吉田秋生 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/04/10 メディア: コミック この商品を含むブログ (16件) を見る この作品は…

Banana Fish

このブログの最初の記事は、サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」のことなんですが、吉田秋生さんの「BANANA FISH」も、思い出深い作品です。学生の頃、これを読んでいない女子はいないっていうくらい流行っていました。jadeという英語もこの…

「君の名は。」

映画「君の名は。」をやっと観ました。 「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2017/07/26 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (5件) を見る 若者に大ヒットと聞いて、ついていけるかな…と少し不安でしたが、…

迷宮

小中学生時代をチェコで過ごした米原万里さんは、著書「パンツの面目 ふんどしの沽券」の中で、日本女性の羞恥心は複雑に入り組んでいて、まるで "迷宮" のようだと表現しています。 パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫) 作者: 米原万里 出版社/メーカ…

馬のお婿さん

ラジオ「昔話へのご招待」『中国の昔話 4』の「馬の頭をした娘」を聞きなおしていて、なんだか日本の「猿婿」や「蛇婿」と似ているなぁ…と、思いました。 どこが似ているかというと… 人間「〇〇してくれたら、娘と結婚させる(お嫁さんになる)」と、動物に…

千羽鶴の今昔

祖母は折り紙が好きで、元気な頃はくす玉をたくさん折って家じゅうに飾っていました。 何となくそんなことを思い返していて、ふと、折り紙のくす玉の起源って…?と、疑問に思いました。でも、折り紙のくす玉は七夕飾りにすることが多いらしい…ということ以外…

言語の距離

大好きなラジオ「昔話へのご招待」の今週のゲストは斎藤惇夫さんだそうです。 斎藤惇夫さんの「ガンバとカワウソの冒険」は子供時代に繰り返し読んだ思い出深い一冊です! ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫) 作者: 斎藤惇夫,薮内正幸 出版社/メーカー: …