陽だまり日記

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陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

「季節のない街」

季節のない街 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/03/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (30件) を見る山本周五郎氏の「季節のない街」は、映画「どですかでん」の原作だったことが読むきっかけで…

「季節のない街」と「どですかでん」

季節のない街 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/03/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (30件) を見る山本周五郎氏の「季節のない街」は、黒澤明監督の映画「どですかでん」の原作としてよく知ら…

ティツィアーノ・スカルパ「スターバト・マーテル」

スターバト・マーテル作者: ティツィアーノスカルパ,中山エツコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/09/14メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る「スターバト・マーテル」はラテン語で、母は立っていた、という意味だそう…

「夜長姫と耳男」

坂口安吾「夜長姫と耳男」(青空文庫)「桜の森の〜」の美しく恐ろしい女房は『鬼』でしたが、こちらの夜長姫は、残酷な神のように感じました。彼女の無邪気な残酷さは、アイヌの昔話「風の神とオキクルミ」に登場する風の神ピカタカムイに似ています。この…

かぐや姫の『罪』について

映画「かぐや姫の物語」(2013、日本)を見て、原作「竹取物語」では、かぐや姫の『罪』をどう書いているのか興味をもちました。 ところが、どうやら、詳しくは書かれていないようです。月の使者の口上を引用します。 「かぐや姫は、罪をつくり給へりければ…

「桜の森の満開の下」

坂口安吾「桜の森の満開の下」(青空文庫)この小説の何に惹きつけられたのか、自分でもよく分かりません。 桜を美しいと言うのは最近のことで、大昔の人は桜を恐れていたと、最初の方で述べられていましたが、何か関係があるような気がします。 怖いものが…

「野ばら」

小川未明「野ばら」(青空文庫)教科書に載っていたお話のなかで、なぜか一番思い出深いのが「野ばら」です。 『いたって…ありました。』という文が印象的でした。 今読みなおすと、とても懐かしいです。

「信濃桜の話」

柳田国男「信濃桜の話」(青空文庫)しだれ桜のルーツは信州にあり、そのため信濃桜と呼ばれ、昔の人が、枝の垂れた形の木に霊性を感じて信仰と結びついたことで全国に広く分布したのではないか…という仮説が述べられています。 著者がどうしてこんなことを…

堀辰雄「芥川竜之介論」

堀辰雄「芥川竜之介論」(青空文庫)青空文庫で、作品の解説を伴った作家論を見つけました。大変情熱的で、心打たれるものでした。この中で紹介されていた代表作をこれから読んでいこうと思います。

「琴のそら音」

夏目漱石「琴のそら音」(青空文庫)友人と話しているうちに、インフルエンザに罹った婚約者の病状が急に不安になり、そのためにいろいろな身の回りの出来事が何となく不吉に思えて眠れない一夜を過ごす…という話です。 明治の学士さんの雰囲気や当時の生活…

「歯車」

芥川龍之介「歯車」(青空文庫)作中に「河童」を執筆する場面があります。「河童」は大変な苦しみのなかで生まれた小説だったようです。 「歯車」の主人公は暗合に取りつかれています。このような状況に陥らないためには、早めの休養と、心からゆっくりでき…

「河童」

芥川龍之介「河童」(青空文庫)ふと思い出して再読しました。 「ガリヴァー旅行記」のような風刺小説ということですが、私には、"風刺"という言葉がもつ対象との距離感があまり感じられませんでした。それよりも、作者にとっての現実がそのまま描かれている…

「バナナフィッシュにうってつけの日」再・再考

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)作者: サリンジャー,野崎孝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/12/24メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 112回この商品を含むブログ (254件) を見るJ.D.サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」は、舞台装置…

「バナナフィッシュにうってつけの日」再考

J.D.サリンジャーの小説「バナナフィッシュにうってつけの日」は、学生の頃初めて読んでから、衝撃的なラストが強く印象に残っていました。サリンジャーの小説をいくつか読み返して気づきましたが、彼は、女性の"脚"に相当思い入れがあるようです。その作者…

「北京から来た男」

北京から来た男 上作者: ヘニング・マンケル,柳沢由実子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/07/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る北京から来た男 下作者: ヘニング・マンケル,柳沢由実子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/0…

毎日作りたいお菓子の本♪

まいにち食べたい“ごはんのような”シフォンケーキの本作者: なかしましほ出版社/メーカー: 主婦と生活社発売日: 2008/10メディア: ムック購入: 5人 クリック: 131回この商品を含むブログ (38件) を見るお菓子作りは大の苦手でした。 レシピとにらめっこして…

「我が父サリンジャー」

我が父サリンジャー作者: マーガレット・A.サリンジャー,Margaret A. Salinger,亀井よし子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るJ.D.サリンジャーの娘さんが、父親としての同氏と家族につ…

「ライ麦畑でつかまえて」

キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)作者: J.D.サリンジャー,J.D. Salinger,村上春樹出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/04メディア: 新書購入: 11人 クリック: 73回この商品を含むブログ (189件) を見る久々に読み返しています…

「Looking for Mr. Smith」

Looking for Mr. Smith: A Quest for the Truth Behind the Long Walk, the Greatest Survival Story Ever Told作者: Linda Willis出版社/メーカー: Skyhorse Publishing発売日: 2014/02/18メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る「脱出…

「脱出記 -シベリアからインドまで歩いた男たち」

脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち作者: スラヴォミールラウイッツ,Slavomir Rawicz,海津正彦出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (15件) を見る本書は、ポーランド軍兵…

「バナナフィッシュにうってつけの日」のこと

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)作者: サリンジャー,野崎孝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/12/24メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 112回この商品を含むブログ (254件) を見るJ.D.サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」は、子供の頃…