陽だまり日記

陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

「手作りしたい帽子」

手作りしたい帽子 (レディブティックシリーズno.3782)出版社/メーカー: ブティック社発売日: 2014/06/13メディア: ムックこの商品を含むブログを見るお裁縫は、なぜか、時間を忘れて夢中になってしまいます。ミシンを使えないのが、我ながら悲しいところです…

コルディリェーラインディアン

ラジオ「昔話へのご招待」で、先月、3週にわたってコルディリェーラインディアンの昔話が紹介されました。 面白いお話が多くて印象に残っています。娘さんがイェルバの木になる話は、不思議な説得力を感じました。 白イタチのお話は、子供の頃大好きだった「…

石の上を歩くこと

カトリーヌ・パンコールの大ヒット3部作の2作目「カメのスローワルツ」は、一作目同様、怒濤の展開で楽しく読めました。でも、主人公ジョーの姉、イリスがメンタルのバランスを崩してアブノーマルな恋愛にハマってしまう展開は少々ショッキングでした。 この…

「モンスター・シークレット」

モンスター・シークレット作者: 藤本ひとみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/07/28メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログを見る藤本ひとみ氏の「モンスター・シークレット」を読みました。 2012年出版の比較的新しい作品ですが、往年の…

「ワニの黄色い目」

ワニの黄色い目(上)作者: カトリーヌ・パンコール,Katherine Pancol,高野 優,池畑 奈央子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/10/21メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログを見るワニの黄色い目(下)作者: カトリーヌ・…

ヒラメちゃんの塩センベのこと(3)〜まとめ〜

大好きな漫画&アニメ「じゃりン子チエ」に出てくる「塩センベ」に関する、私なりのまとめです。 主原料:小麦粉、塩。(醤油、重曹なども使っているかもしれない。) 形:南部せんべいと同じ形。(「耳」がない後継品があるかもしれない。) 食感:南部せん…

ヒラメちゃんの塩センベのこと(2)

じゃりン子チエ 全47巻 完結セット (文庫版) 【コミックセット】作者: はるき悦巳メディア: コミックこの商品を含むブログを見るTV放送開始30周年記念 じゃりン子チエ SPECIAL BOX(セット数予定) [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2011/12/14メ…

ヒラメちゃんの塩センベのこと(1)

じゃりン子チエ 全47巻 完結セット (文庫版) 【コミックセット】作者: はるき悦巳メディア: コミックこの商品を含むブログを見るTV放送開始30周年記念 じゃりン子チエ SPECIAL BOX(セット数予定) [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2011/12/14メ…

「オレンジと太陽」(2011、イギリス)

オレンジと太陽 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/03/29メディア: DVDこの商品を含むブログを見るからのゆりかご―大英帝国の迷い子たち作者: マーガレットハンフリーズ,Margaret Humphreys,都留信夫,都留敬子出版社/メーカー: 近代文藝社発売日: …

「うまれざる花」(詩集「蛇の花嫁」より)

大手 拓次「蛇の花嫁」(青空文庫) 詩はあまり読んだことがありませんが、青空文庫で偶々みつけて、素敵だなと思いました。時々思い返したいような感じです。 うまれざる花を われは抱けり こころ しぐれのなかに にほひをおぼゆ この作家さんを全く知らな…

「あなたを抱きしめる日まで」(2013、イギリス)

あなたを抱きしめる日まで [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2014/10/02メディア: DVDこの商品を含むブログ (14件) を見る若くして未婚の母になってしまったアイルランド女性フィロミーナが、出産後すぐ養子に出されてしまった息子の行方を探し…

「じゃりン子チエ」

じゃりン子チエ 全47巻 完結セット (文庫版) 【コミックセット】作者: はるき悦巳メディア: コミックこの商品を含むブログを見るTV放送開始30周年記念 じゃりン子チエ SPECIAL BOX(セット数予定) [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2011/12/14メ…

「スプートニクの恋人」

スプートニクの恋人 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (371件) を見る村上春樹氏の「スプートニクの恋人」をはじめて読みました。 主な登場人物は、次の3人…

「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」

風の歌を聴け (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: 文庫購入: 43人 クリック: 461回この商品を含むブログ (465件) を見る村上春樹氏の処女作「風の歌を聴け」の読書メモです。 小指のない女の子…鼠の彼女。妊娠し…

「羊をめぐる冒険」

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/15メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 74回この商品を含むブログ (333件) を見る羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004…

「ノルウェイの森」

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (773件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発…

「海辺のカフカ」

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/28メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 1,037回この商品を含むブログ (963件) を見る海辺のカフカ (下) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/0…

「桜の枝」

桜の枝―ソ連の鏡に映った日本人作者: フセヴォロド・オフチンニコフ,早川徹出版社/メーカー: サイマル出版会発売日: 1983/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る外国の方が日本のことを書いた本は、ルース・ベネディクト氏の「菊と刀」が有名です。…

「神神の微笑」

芥川竜之介「神神の微笑」(青空文庫) 身近な自然の至る所に神様が住んでいるという、日本人の宗教観が分かりやすく書かれています。 ただ、ここに書ききれていないと思うのは、自分の身に危険が迫って切羽詰まった時の拠り所です。苦しいときの神頼みと言…

「端午節」

阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)作者: 魯迅,竹内好出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1981/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 56回この商品を含むブログ (56件) を見る魯迅「端午節」(青空文庫) 『大差ない』(井上紅梅訳)、『似たり寄っ…

「狂人日記」、「阿Q正伝」

阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)作者: 魯迅,竹内好出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1981/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 56回この商品を含むブログ (56件) を見る魯迅「狂人日記」(青空文庫) 魯迅「阿Q正伝」(青空文庫) 魯迅「「吶…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: ハードカバー クリック: 3,074回この商品を含むブログ (338件) を見る村上春樹氏の作品は、何だか巧妙なだまし絵のようです。魅力的な表のス…

「季節のない街」

季節のない街 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/03/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (30件) を見る山本周五郎氏の「季節のない街」は、映画「どですかでん」の原作だったことが読むきっかけで…

「季節のない街」と「どですかでん」

季節のない街 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/03/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (30件) を見る山本周五郎氏の「季節のない街」は、黒澤明監督の映画「どですかでん」の原作としてよく知ら…

ティツィアーノ・スカルパ「スターバト・マーテル」

スターバト・マーテル作者: ティツィアーノスカルパ,中山エツコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/09/14メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る「スターバト・マーテル」はラテン語で、母は立っていた、という意味だそう…

「夜長姫と耳男」

坂口安吾「夜長姫と耳男」(青空文庫)「桜の森の〜」の美しく恐ろしい女房は『鬼』でしたが、こちらの夜長姫は、残酷な神のように感じました。彼女の無邪気な残酷さは、アイヌの昔話「風の神とオキクルミ」に登場する風の神ピカタカムイに似ています。この…

かぐや姫の『罪』について

映画「かぐや姫の物語」(2013、日本)を見て、原作「竹取物語」では、かぐや姫の『罪』をどう書いているのか興味をもちました。 ところが、どうやら、詳しくは書かれていないようです。月の使者の口上を引用します。 「かぐや姫は、罪をつくり給へりければ…

「桜の森の満開の下」

坂口安吾「桜の森の満開の下」(青空文庫)この小説の何に惹きつけられたのか、自分でもよく分かりません。 桜を美しいと言うのは最近のことで、大昔の人は桜を恐れていたと、最初の方で述べられていましたが、何か関係があるような気がします。 怖いものが…

「野ばら」

小川未明「野ばら」(青空文庫)教科書に載っていたお話のなかで、なぜか一番思い出深いのが「野ばら」です。 『いたって…ありました。』という文が印象的でした。 今読みなおすと、とても懐かしいです。

「信濃桜の話」

柳田国男「信濃桜の話」(青空文庫)しだれ桜のルーツは信州にあり、そのため信濃桜と呼ばれ、昔の人が、枝の垂れた形の木に霊性を感じて信仰と結びついたことで全国に広く分布したのではないか…という仮説が述べられています。 著者がどうしてこんなことを…