陽だまり日記

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陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

「ハンナ・アーレント」(2012、ドイツ/ルクセンブルク/フランス)

映画

ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント氏に関するノンフィクション映画です。ユダヤ人社会で大論争になった著作「イエルサレムのアイヒマン-悪の陳腐さについての報告」を巡るエピソードを中心に描かれています。
人間の社会生活から生まれてくる『凡庸な悪』と、その集合体がもたらす結果について、大変考えさせられる映画でした。
私はハンナさんの取り扱っていた問題について第三者なので、彼女の学生さん達と同じ気持ちで講義を聴き、鋭い指摘に感心し、納得しながら最後まで見ました。その理論が、当事者には全く受け入れられなかったことを心に留めておこうと思いました。