陽だまり日記

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陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

日本とロシアの、才能に対する考え方の違い

メモ

ふと、ある小説のこんな一節を思い出しました。

「西側に来て一番辛かったこと、ああこれだけはロシアのほうが優れていると切実に思ったことがあるの。それはね、才能に対する考え方の違い。西側では才能は個人の持ち物なのよ、ロシアでは皆の宝なのに。だからこちらでは才能ある者を妬み引きずり下ろそうとする人が多すぎる。ロシアでは、才能がある者は、無条件に愛され、みなが支えてくれたのに」
(嘘つきアーニャの真っ赤な真実)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

当時は冷戦時代だったので、ロシア(東側)→共産主義→才能は皆の宝、西側→資本主義→才能は個人の所有物、という論理になっていますが…、今になってみると、その考え方の背景にあるのは経済的な主義だけではないような気がします。