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片目の神さま(植物禁忌)や、片目の魚の伝説が、鍛冶の神さま&鉱毒に関係しているなら、"特定の魚(鰻など)を食べない" という言い伝えは、どうなのかな?と思って、試しに、目についた例を調べてみました。
すると、言い伝えそのものの中には、鍛冶の "か" の字もなく、「村社にまつられている神さまの使いだから食べない」とされていました。
ところが、その神社のすぐそばに「鍛冶」の名のつく地名があり、また、言い伝えのバリエーションとして、「食べると片目になる」「うっかり食べた人が大変苦しんだ」などとも言われているようでした。
ひょっとするとこれは、もともと、昔、金属で汚染された?水産物を食べて中毒者が出たことを、示す伝説だったのでしょうか…?
それは分かりませんが何とも不思議なことではあります。
片目伝説や、食べない言い伝えは、日本全国に無数にあるようです。
仮にその半分が鍛冶や金属の精錬に関連していたとしても、相当の数になりそうです。
大昔から日本全国津々浦々に、この仕事をしていた人々がいた痕跡なのかと思うと、何だか感慨深いです。
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