ヒットの理由?
某RPGゲームが発売30周年だそうです。
今日は、大ヒットしていた当時の映像がTVで繰り返し流れていました。
ところで…
ラジオ「昔話へのご招待」をきいていると、昔話の "文法" と、昔のファミコン・ゲームには、共通点があることに驚かされます。
昔話の "文法" とは、たとえば、同じ場面は同じ言葉で語る、風景の細かい描写はしない、孤立的に語る(例:森の中に家が一軒)、極端に語る(例:真っ黒、真っ白、真っ赤などの色の表現)、残酷な場面をリアルに語らない、などがあります。
昔のRPGゲームなどを楽しんだことのある人には、どれも、思い当たる特徴だと思います♪
当時は容量が限られていたので、必然的に上のような特徴を備えたと思われます。
人が口伝えで伝えてきた口承文芸である昔話も、時代・言語・地理的な距離を越えて伝播しやすいよう、情報が軽量化された結果、上のような "文法" ができたのかもしれません。
それから、RPGゲームでよくある「それぞれの特技をもつ仲間を集めながら旅をして、敵を倒す」という、桃太郎型のストーリーは、古来、日本だけでなく、世界的に人気があるそうです。
そんな昔話の特徴を知ると、大ヒットはある意味当然だったのかも…?と、少しだけ、謎が解けたような気持ちになります。