陽だまり日記

陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

あぶらとり(3)

インターネットを検索していて見つけた文献(http://dx.doi.org/10.7592/FEJF2016.64.khan)に、インド北部のウッタル・プラデーシュ州から集められたという、面白いお話の要約版が掲載されていました。内容は、大体こんな感じみたいです↓。

ある商人の息子が、毎日殴らせてくれる女性となら、結婚すると公言していた。
結婚式が終わると、彼の妻は「お金を稼いで来てくれたら殴ってもいいですよ」と言った。
男は行商に出掛けたが、旅の途中で人に騙され、商品を全て失った。
男は農場に住み込んで、1日中ゴマ油を絞る仕事に就いた。
そんな状況にもかかわらず、男は「自分の運命を喜んでいます。たくさん稼ぎました」と書いた手紙を父親に送った。
手紙を読んだ父親は大層満足したが、男の妻は嘘を見抜いて、尽力の末、男を帰宅させた。

(訳が間違っていたらごめんなさい…ヾ(;´▽`)

無茶な要求をした男が脂を絞られるのではなく、自分でゴマ油を絞るのが、面白いと思いました。