ヒラメちゃんの塩センベの正体?
漫画「じゃりン子チエ」に出てくる謎のお菓子、塩せんべい。
東北の「南部せんべい」同様、丸くて、フチにギザギザが付いています。
結局、実物にはまだ遭遇していないのですが…、
私は、これは今でも売られている「ポンせんべい」の古いバージョンなのかも?と、密かに考えています。
ポンせんべいは、「満月ポン」の松岡製菓さんによれば、昭和33年(1958年)に商品化されたそうです。
ポンせんべいは、小麦粉を、おせんべいの型に密閉して、圧力をかけて空気を含ませて焼き、醤油味をつけたものです。密閉するので、南部せんべいのようなギザギザ部分はなく、まんまるな形をしています。
でも、ポンせんべいが考案される前は、圧力をかけない、南部せんべい方式で焼いていたのでは?
つまり、醤油味の南部せんべいが、ヒラメちゃんの塩センベの正体なのでは?
と、思うのです。
ちなみに、なぜ塩味でないかというと…、
関西は昔は瓦せんべいのような甘いおせんべいが主流で、それに対して、関東発の醤油味のおせんべいを、塩せんべいと呼んで区別していたらしいので。
ところで、漫画「じゃりン子チエ」の連載開始は、Wikipediaによれば昭和53年(1978年)です。
ポンせんべい登場から20年経っていますが、この頃にはまだ、ヒラメちゃんの塩センベが残っていたのでしょうか。