片目伝説
前回の続きです。 シュクラが目をケガしたのは、日本語のお話(出典不明)では「わら」となっていますが、スカンダ・プラーナでは「Darbha grass」=ギョウギシバとなっています。 en.wikipedia.org When he obstructed the flow of water at the time of th…
「片目をつぶした僧」というインドのお話を見つけました。 ある天文同好会のホームページから。 www.saninjyoho.com お話はこちら。大変興味深いので引用させていただきます。(問題があればご連絡ください) インドの古代神話では、金星は男の神シュクラで…
国会図書館デジタルコレクション「インド・ペルシャ神話と伝説」(S10、馬場吉信 等編)、「シヴァ物語」の中に、「隻眼の聖者」(p. 366~370)というお話がありました。 dl.ndl.go.jp ある猟師が、山頂で神像に出会って深く信心するようになった。ところが…
先日書いた片目伝説(9)の、柳田国男さんに関する、下の部分の続きです。 柳田氏は、片目の神=大昔の生け贄という、ちょっとびっくりするような仮説を提唱しています。時代が下りその意味が忘れられて零落した姿が、妖怪・一つ目小僧だというのです。 この…
私の郷里には、"昔、神様がある植物で目を突いたのでそれを植えない"という伝説があります。 こんな伝説は日本各地にあることを、日本民俗学の祖・柳田国男氏が、著書「日本の伝説」等で指摘しています。 www.aozora.gr.jp ドイツの日本学者ネリー・ナウマン…