「桜の枝」
- 作者: フセヴォロド・オフチンニコフ,早川徹
- 出版社/メーカー: サイマル出版会
- 発売日: 1983/01
- メディア: 単行本
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一方、この「桜の枝」を書いたフセヴォロド・オフチンニコフ氏は、旧ソ連共産党の機関紙プラウダの東京特派員でした。本作は1970年代に旧ソ連で出版され、700万部のベストセラーになったそうです。日本では既に、絶版になってしまっているのがとても残念です。
オフチンニコフ氏は本書のなかで、自然の美を称えることが、日本人にとっての宗教だと指摘しています。(一部の)外国の方には、お花もお茶もそう映るようです。特にお茶の仰々しさは、宗教とでも考えなければ彼らにとっては全く説明のつかないもののようです。
そういえば(?)、以前、ヨーロッパの方に、風鈴は何のためのものか尋ねられて、音を聞いて涼しさを感じるものですと答えたら、冗談だと思われて笑われたことがありました。まさかの反応に、結構ビックリしました。思っているよりも、文化の違いは大きいものですね。