陽だまり日記

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大好きな本や映画のことなど

形式意志

ラジオ「昔話へのご招待」でお馴染みのエピソードの1つに、「もみの木と形式意志」があります。
最近では、先々週の放送でその話が出てきました。

小澤先生によれば、もみの木も、人間も、「自分はこうなりたい」という「形」があるそうです。

私はもう、「変化しない」年齢に近づきつつありますが…、
久々に、もみの木のお話をラジオで聴いて、今まで何度か同じ話を聴いているのですが、
改めて、自分がなりたかった形はどういうものだったのかな…と、心に残りました。


ところで、この回の放送では、「昔話は残酷と言われるが…」という、やはりお馴染みのテーマについても、年度が変わったので改めて解説がありました。
多くの大人がビックリしてしまう、「3本足の馬が走る」という描写の、子供の感じ方についての考察<うまくやったな!と、快哉を叫ぶような気持ち>が、とても印象深かったです。

確かに、昔話の馬が3本足でガッタガッタと走るように、大事な何かをなくしてしまうような不利な状況でも、自分でどうにか工夫しなければならないことは、人生でいろいろあるような気がします。