陽だまり日記

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大好きな本や映画のことなど

タイBLドラマの感想

この1カ月でタイのドラマをたくさん観ました。ほとんどがBL(ボーイズラブ)です。タイのBLドラマは今年の春頃すごく流行っていたそうですね。流行に疎く当時は知らなかったのですが、最近になって、我が家でたまたま入会していた有料放送で観て、見事にはまってしまいました。

私はBLが結構好きです。特に「きのう何食べた?」は大好き。でも「おっさんずラブ」は何となく見逃しているし、どちらかというとライトなBLファンかなと思います。

タイのBLドラマがスゴイと思うのは、心理描写が丁寧でキャラクターの気持ちに入り込みやすいところ。特殊なものを対岸から観察しているというより、性別に関係なく共感できるラブロマンスに誘導されていくような感じです。しかも描かれているのは若者の恋愛だけではなくて、上下関係だったり、親子関係だったり、いろんな形の人間関係があってとても見応えがあります。

私はタイに行ったことがないし、タイの人もほとんど知らないし、どういう国か全然知らないで観たのですが、表面的な文化・言語の違いはあっても、何か深いところで似ているところがあるのかも…? と思ってしまうくらい、違和感なく観ていられます。1つには、タイも日本も高コンテクスト=行間を読むコミュニケーションスタイルなところが似ているそうですが、ドラマを観ていると、上下関係や集団行動、信仰に関しても似ているところがありそうだと思いました。タイの昔話というのはすごく特殊だと、以前ラジオ「昔話へのご招待」で聞いた気がするので、信仰やなんかの雰囲気も全然違うのかなと何となく思っていたのですが。

取りあえず日本で一番人気の「2gether the series」を見終わって一段落したので、これまでに観たものを記憶が新しいものから記録しておこうと思います。

 

◇「I'm Tee, Me Too」(2020/9~放送中)(Wikipedia

Krist・Singto、Off・Gun、Tay・NewというタイBL界の大人気カップル(※)3組の豪華な共演! 先月から放送中。非BLで、6人がそれぞれ恐怖症を持っているというユニークな設定。今のところ日本から公式を観られなくて、海外からは日本語字幕で公式を観られる状況です。来年1月からWOWOWで放送予定。

※タイのBL俳優さんはカップル売りが基本。

 

◆「2gether the series」(本放送2020/2~5)(Wikipedia

Bright・Winという超絶イケメン2人が主演の、日本で一番人気の作品。今まで観た中で一番、日本の学園ドラマに近いテイストだと思いました。私は重めの話が好きなので、最初のほうは少し物足りなかったのですが、終盤は、恋人ができたときの不安定さ、苦しさがリアルでとても良かったです。Winの慟哭が忘れられません。

松の木の精霊というのが出てきて、そのほこらが日本の神社の奥宮みたいでした。仏教だけじゃなくて、自然信仰もあるということでしょうか。

既にタイでは続編「Still 2gether」の放送が2020/8に終了していて、日本では年末にWOWOWで見られるようになるそうです。ずいぶん先ですが…

 

◆「Theory of Love」(本放送2019/6~8)(Wikipedia

Off・Gunという大人気カップルが主演。キュートな2人が主人公の、ポップで軽めの話かと思ったら、予想に反して重かった…。でもすごく好きな作品。Offが演じるKhaiの真摯な贖罪に心打たれました。

今は公式から日本語字幕で観られます。


[Eng Sub] ทฤษฎีจีบเธอ Theory of Love | EP.1 [1/4]

 

◇「Love Beyond Frontier」(本放送2019/5~8)(Wikipedia

男女4人でシェアハウス的な非BLですが、男性陣は超有名なBL出身の俳優さん(Krist・New)。ブロマンス的な展開もあっていろいろ楽しい作品です。とにかくNewの演じたキャラクターが格好良すぎて全体的に持っていかれた印象。

母親との関係性がテーマの1つかなと思います。お国柄もあるのでマザコンなんていう言い方は良くないのかもしれないけどそんなような要素もあります。個人的には冬彦さん以来の衝撃でした。ただし、冬彦さんは闇属性でしたが、こちらは圧倒的に光属性。

山の中腹にある神社で、願い事を凧に書いて吊すシーンがありました。日本の絵馬みたいなシステムがタイにもあるとは。

公式から日本語字幕で観られます。


[Eng Sub] อุบัติรักข้ามขอบฟ้า Love Beyond Frontier | EP.1 [1/5]

 

◆「彼は清明節に僕の隣のお墓参りにやってきた」(本放送2019/3~4)(Wikipedia

通称「とな墓」。幽霊が見える男子大学生(演・Ohm)と、幽霊(演・Singto)のBL。先に「The Shipper」を観てOhm君のファンになったので観たのですが、まさか人間と幽霊がくっついちゃう展開はないだろうと思ったら…。でも、2人の気持ちの入った演技がとても良かったです。幽霊の真実が明らかになる場面の迫力に痺れました。

"タイの中国系のお墓"が、気のせいか沖縄のお墓に似ていて不思議でした。

 

◆「The Shipper」(本放送2020/5~8)(Wikipedia

腐女子が主人公の入れ替わりもの。最初はコメディータッチなのに、回を追うごとにシリアスになって、出会いや別れ、家族関係など、人生のいろんなことを考えさせてくれる作品です。BL的要素もありますが、性別が入れ替わるのであまりそれっぽく感じませんでした。主人公の友達を演じているOhm君という俳優さんが好き。

こちらも公式から日本語字幕で観られます。


[Eng Sub] The Shipper จิ้นนายกลายเป็นฉัน | EP.1 [1/4]

 

◆「TharnType The Series」(本放送2019/10~2020/1)★対象18歳以上(Wikipedia

Mew・Gulfという、イベントで結婚式を挙げたことで有名な大人気カップルが主演。18禁ということは分かっていましたが、18歳なんて遙か大昔なので気にせず観たら、不整脈を起こしそうになりました。

そういう刺激はあるものの、ストーリー的には竹宮恵子さんとか萩尾望都さんを思い出させる感じもあって、個人的には、あ、これは古典BLの流れなんだなという感想です。映像化されて感無量。

Gulf君の演じるTypeというキャラクターが少々アンバランスで、大学生なのに子供みたいな幼稚なイタズラをするのですが、それは、もしかしたら彼の中の、成長が止まってしまった部分を表現しているのかも…と思いました。考え過ぎかもしれませんが、欠落をテーマにした作品なのかなと思っています。

嬉しいことにもうすぐ続編が放送される模様。日本で見られるかは分かりませんが。

 

◆「Love By Chance」(本放送2018/8~11)(Wikipedia

主演Perth・Saint、他にMean・Plan他2組のサブカップルの純愛もの。舞台はやっぱり大学で、「TharnType」とつながりのある作品世界。こちらは18禁なのかどうかよく分からなかったんですが、結構それっぽい描写は多めかと。

本作は役者さんの見た目が個性的で、Perth、Planはすごく少年っぽくて、Saintは女子顔負けの可憐さ。Meanは韓流アイドルみたい。そういう面々のあれこれは、こんなの見ていいのかな…という気もしないでもなかったけど、まあ見ちゃったんだけど。

Plan君演じるCanが、嫌いなアイツを呪ってやる!って、庭で何か怪しげなものを燃やすシーンが面白かったです。

「A Chance to Love」というMean・Plan主演の続編が放送中。どうやって観ればいいのか分からないので静観中です。

 

◆「SOTUS S the series」(本放送2017/12~2018/3)(Wikipedia

言わずと知れたタイBL界のレジェンド、Singto・Kristが主演の作品。金字塔といわれる「SOTUS」の続編です。前作の2年後という設定で、2人のオフィスラブがメインに描かれています。

前作冒頭であんなに怖かったアーティット先輩(演・Krist)は、髪型が変わって可愛さが倍増し、立場的にも新入社員で大人しめのキャラクターになるので、こちらのほうが好きという方も多いみたい。

私は「SOTUS」のほうがどちらかというと好きなんだけど、前作ではあまり見られなかった2人の甘々なところをたっぷり見られる続編にも魂を持って行かれました。

それに、ドラマで描かれていたタイのオフィスが、日本のオフィスとあまりにも似ていてビックリ。新製品のアイデアコンテストがあったり、会議や給湯室、慰労会など。ビーチでスイカ割りまであって。スイカ割りの分布っていったいどうなっているんでしょう。

公式から日本語字幕で見られます。ただ、KristSingto Japan FCさんの訳とは少し違うところがあるみたいでした。


[Eng Sub] Sotus S The Series | EP.1 [1/4]

 

◆「SOTUS the series」(本放送2016/8~2017/1)(Wikipedia

言わずと知れたタイBLの金字塔。主演はSingto・Krist。最初に観た、今でも一番好きな作品です。

少年誌から抜け出してきたようなビジュアルの2人が、まるで、"囚人・看守ゲーム"の双方の代表みたいにやり合うところは、好き嫌いが非常に分かれるシーンですが、私は大好き。後半、アーティット先輩(演・Krist)が後輩のKongpob(演・Singto)のアプローチに戸惑って2人がすれ違うところも好きです。でも、もちろんそんなのばかりではなく、ちゃんと甘い場面もあります。タイでは甘い飲み物を飲みながら辛い食べ物を食べるそうですね。まさにそんな感じ。

公式から日本語字幕で見られます。ぜひぜひ。


[Eng Sub] SOTUS The Series พี่ว้ากตัวร้ายกับนายปีหนึ่ง | EP.1 [1/4]