陽だまり日記

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大好きな本や映画のことなど

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「平将門」

幸田露伴「平将門」(青空文庫) 平将門は、なんとなく、平安時代に、関東で大暴れした人…?と思っていましたが、幸田露伴氏の「平将門」を読むと、大分イメージが変わりました。将門は早くに親をなくしたので、相続した財産を親族に狙われ、若い時から苦労…

蛭子(ヒルコ)のこと

先週のラジオ「昔話へのご招待」では、南米インカの創世神話が紹介されていました。 このなかに出てきた、骨のない太陽の息子のお話はとても印象深いものでした。少しだけ引用します。 世界の始まりの時、北の方から "コン" という名の人間がやって来た。彼…

小判と死体を結ぶもの

昔話で、大晦日に預かった亡骸が、次の日になって大判小判に変わるというエピソードがあります(「大歳の火」など)。 亡骸が、なぜお金に変わるのか、その理由を、ラジオ「昔話へのご招待」では "古い信仰" によるものと説明していました。聴くたびに、不思…