DNA検査の考え方(自分のルーツについて) 続き
DNA検査で、たとえば、「95%日本人、5%○○人」という結果が出た場合、どう解釈すればいいかについて、良い解説動画を見つけました。
まず、今のDNAテストは、ヒトのDNAのうち、個人差が現れる1%の、その中のさらに1%の配列を使って、「あなたの先祖は日本人です」etc... の結果を出していて、その判定の仕方は、データベースにある情報との比較だから、データベースに入っていない結果は出すことができないそうです。なるほど。極論すれば、100%日本人という結果でも、データベースに入ってない民族が入ってる可能性は捨てきれないということでしょうね。
また、パーセンテージについては、単純計算できないそう。上の例で考えると、
「5%ということは20分の1。1代前は2人、2代前は4人、3代前は8人、4代前は16人、5代前は32人……という計算で、4~5代前に○○人の祖先がいた」と考えたくなりますが、配偶子を作るときに組み替えが起こるため、このように単純に考えることはできないらしい。そうであれば、誤差範囲を教えてほしいです。5%(A~B%)みたいな。
そして一番面白かったのは、「100%フランス人(民族)、かつ、2%ネアンデルタール人(種族)」の話。「x%○○人」などといった場合に、それは民族のこともあれば(=近い過去に祖先がいた)、種族のこともある(=より長い時間軸で、集団で遺伝子を引き継いでいる)。現行のDNAテストは、○○人を識別するのに使っているマーカーが、民族的なものなのか、種族的なものなのか、分かるんでしょうか?
もし分からないとすれば……、
日本人95%
○○人5%(ただしA~B%の誤差範囲があり、何らかの種族のマーカーを見ている可能性も捨てきれない)
ひょっとしてこういうことなの? 難しくてこんがらがってきました(笑)