陽だまり日記

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陽だまり日記

大好きな本や映画のことなど

ペルソナ5

ゲーム

本当に久しぶりにゲームをして、とても楽しかった!

はじめは、もういい年だし最後までプレイする気力はないかもしれない…と、思っていたんです。でも、始めたら夢中になりました。

これ…大丈夫なの?と心配になるくらい、今の世相を反映したストーリーが楽しくて。

私と私の家族の今年の一番だと思います♪

ペルソナ5 - PS4

ペルソナ5 - PS4

 

そう思ってみたら、今年もいい年だったかな。

思いがけず体調が改善されて、人と共有できる楽しいこともあって。

東京エンカウント

テレビ ゲーム

声優さん2人がひたすらゲームをするこの番組、なぜか癒されます。

最初は手作業をしながら、ラジオ代わりにみていたのですが、面白くて手が止まってしまって。

昔MTVで放送されていた「Beavis & Butt-head」を思い出します。


Beavis and Butt-head at the Oscars®

といっても、B&Bをきちんと見たことはありませんが…

 

秋にペルソナ5をプレイしていたときは、まさか、ゲームの声をあてている声優さんのTV番組にハマるなんて、思わなかったので…、我ながら驚いています。

「ブロークバック・マウンテン」(2005、アメリカ)

映画

数年前に、CATVで放送されていたのを観ました。

当時は、多分、男性同士の恋愛が思ったより濃密に描かれていたことに対する抵抗感も手伝って、男の人っていつまでも子供ね。アルマ(イニスの奥さん)が気の毒…。と、身も蓋もないような感想を持ちました。

TVドラマ「ドーソンズ・クリーク」にも出ていたアルマ役の女優さん(ミシェル・ウィリアムズ)が好きだったこともありますが…、情緒不足だったのかもしれません…笑。

最近になって、何故か、もう一度見直してみたい気がします。少し年をとって、人恋しくなったのでしょうか。

 

山裾の闇

青空文庫で、黒島伝治「老夫婦」を読みました。

小豆島で農家を営む老夫婦が、息子夫婦と同居するために、故郷を引き払って東京に移住する短編小説です。

農家の厳しい生活と、夫婦のシビアな現実感覚がとても印象的でした。

私の家も元々は田舎のお百姓さんだったからか、読んでいると、実家に戻ったような気持ちになりました。

 

実際に昔ながらの農家で生活した経験はありませんが、子供時代に親戚の集まりで何泊か泊まったことはあります。

当時の情景で忘れられないのが、夜の闇の中で見た真っ黒な山です。

山から、黒い静寂が押し寄せてきて、何か居るというより、何かが満遍なく溶け込んでいて、自分もその中に吸い込まれそうな気がしました。こういうところに住んでいたら、物事が全然違って見えるのかな…と、子供心に感じました。

JG フレーザー「旧約聖書のフォークロア」

昔話

旧約聖書に書かれているいろいろなエピソードについて、世界中から類話や類例を集めて起源を考察している、と思います。

過越の起源が知りたくて、図書館で借りて、でも情報量に圧倒されて、まだ少ししか読めていないんです。

目次だけでお腹いっぱい…!!でも凄い。

フレーザーさんって、金枝篇でも有名ですけれど、いったいどんな頭脳をしていたのでしょうか。PCもない時代にこんな膨大な情報を集めて、整理して、分かりやすい文章で論理的な考察を加えて論文にしているのですから…。

旧約聖書のフォークロア (太陽選書)

旧約聖書のフォークロア (太陽選書)

 

高い本ですが、自分へのクリスマスプレゼントにしたくなりました。

日本の昔話・伝説研究の第一人者、小澤俊夫さんのラジオ「昔話へのご招待」では、時々、日本の昔話と、世界の昔話の類似点について、とても興味深い解説があります。たとえば、鳥取の昔話と、中南米(マヤだったかな?)の昔話が似ているとか、グリム童話の「コルベスさん」と「猿蟹合戦」が似ているとか、こんな例は数えきれないほどあって、「桃太郎」すら、ヨーロッパの学者さんに話すとギリシアの「アルゴ・ナウト伝説」に似ている、と言われたそうです。

人間は、大昔から意外と長距離を移動している、と、小澤先生はいつも言われます。

聖書に書かれているような神話的なお話だって、昔話同様、各民族に固有のものばかりではないはずです。よく考えたら当たり前だけれど、今までよく考えなかったし、何となく、逆に、日本の神話や神道は日本のものだとしか思っていませんでした。

古くからこれほど研究されているなら、もっとはやく知りたかった事実です。

禁断症状

音楽


PASCALS(パスカルズ) - のはら nohara [AOYAMA Cay, Tokyo, JAPAN - 2014-03-19]

最近、全然、パスカルズのライブに行けてない…と思って、動画を見にいったら、もう、飛んで行きたくなってしまいました。

パスカルズのライブは、ピアニカ、アコーディオン、リコーダー、ウクレレ、鉄琴?みたいな可愛らしい楽器が沢山入っていて、聴きやすいのに、迫力もあって、癖になります♪

長洲未来さん

フィギュアスケート

いつも素敵だなぁと思うのが長洲未来さん。

今日もとても大人っぽくて、曲とメイクの印象でしょうか、儚げな風情があって、でも見る人の気持ちに訴える力もあって、私は一番好きでした。

蘇民将来

坂口安吾「安吾の新日本地理 01 安吾 伊勢神宮にゆく」(青空文庫)

伊勢は、天孫一族の氏神伊勢神宮がある土地にもかかわらず、天孫以前の信仰と思われる「蘇民将来子孫」の札を戸口にかけている家が多いそうです。

Wikipediaによれば、蘇民将来の信仰は伊勢だけでなく日本中にあるようですが、その正体は謎に包まれていて、起源は朝鮮、インド、中央アジアなど様々な説があります。

一説によれば、ユダヤ教の「過越祭」とも共通点があると知り、初めは(まさか…)と思いましたが、確かに、似ているところがあります。

それは、蘇民将来の娘が武塔神に教えられた "しるし"(茅の輪) を身につけて、天罰を免れるところ。武塔神は恐ろしい神様で、茅の輪を身につけていなかった人間は、蘇民将来を含めて皆殺しにしてしまうのです…。でも、だからこそ、茅の輪や、それと同じ効果をもつ「蘇民将来子孫」の札の有難さが増すのだと思います。

ユダヤ教の過越祭は、出エジプトの折、ユダヤ人が戸口に "しるし" をつけておくことで神による災厄を免れたという、旧約聖書の出来事が元になっているそうです。この災厄は、人間から家畜にいたるまでエジプトの「すべての初子を撃つ」という(Wikipedia)、やはり非常に恐ろしいものです。

日本人と、ユダヤ人の暮らしていた土地は、距離的には離れているのに、似たお話が伝わっているのは、面白いです。旧約聖書の成立年代は紀元前4~5世紀とのことですが、大変古い時代に、こんな苛烈な神様が中東にいて、同時期に?その少し後に?日本にも流れついたのでしょうか。

また、日本とユダヤの文化や信仰に共通点があることは、ときどき指摘されていて、今までは、(いくらなんでも…)と思っていたのですが、もしかすると、他の民族が忘れてしまった非常に古い信仰を今でもなくさずに持っているところが、共通しているのかも…と、思いました。

 

「風が吹くとき」のこと

映画

レイモンド・ブリッグズの「風が吹くとき」は、私が子供の頃、「はだしのゲン」「ひろしまのピカ」などとともに、とても有名な作品でした。

風が吹くとき

風が吹くとき

 
風が吹くとき デジタルリマスター版 [DVD]

風が吹くとき デジタルリマスター版 [DVD]

 

 もともとは漫画形式の絵本で、後に映画化されました。

 

戦時下でも、こうの史代さんの「この世界の片隅に」や成瀬巳喜男監督の「愉しき哉人生」のように、何とか工夫して日常を送ろうとする人々の頑張りは、感動的ですし、教えられるところが沢山あります。

でも、もしも致死量の "死の灰" が降ってしまったら…? そんな中でも日常を継続しようとした老夫婦の運命を描いた作品が、「風が吹くとき」です。最初に読んだのは小学校高学年か、中学生くらいだったかと思いますが…、感動的どころか、ただ愚かに見えて、悲しくて、残虐な場面はないし絵柄はとても可愛らしいのに、本当に怖い作品だと思いました。

私は映画は未見ですが、映画館に見に行った人に聞いてみたら、映画の本編が終わってエンドロールが終わっても、誰も席を立てなかったそうです。

 

子供の頃は、老夫婦が逃げる選択肢を持てないことがただ恐ろしかったけれど、今は彼らの年齢に随分近付いたし、私も原発事故のときに放射線放射能の違いが分からなくて、逃げる必要があったかどうかは分からないけれど、どちらを選ぶべきか考えることもできなかったので、もう彼らを愚かだなんて思えないし、そんな運命もあるかな…という気持ちもあります。

刑事ヴァランダー

刑事ヴァランダー・シリーズは、スウェーデンのミステリー作家、ヘニング・マンケル氏の代表作で、11作品中9作品が邦訳されています。シリーズものですが、事件は1作ずつ完結していて、どこからでも読めます。

邦訳版の最新作は「霜の降りる前に」です。読んだ当時、威圧的な男性への対処に少々悩んでいたので、作中でリンダ(娘)が短気なヴァランダー(父)を、恐れながらもやり過ごす場面がとても印象に残っています。

霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)

霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)

 
霜の降りる前に〈下〉 (創元推理文庫)

霜の降りる前に〈下〉 (創元推理文庫)

 

本作の訳者あとがきで、作者が亡くなったことを知り、大変残念に思いました。

 

ミステリー小説は、若い頃よく読んでいたのですが、年とともに、なんとなく疎遠になっていました。でも、あるとき偶然ヴァランダー・シリーズを読んで、時間を忘れてミステリーを読む楽しみを思い出すことができました。それは多分、主人公のクルト・ヴァランダー(凄腕刑事)のキャラクターが個性的なのと、スウェーデンの社会問題を背景に描いたストーリーが読み応えがあって面白いからかな…と思います。訳文が読みやすいのも魅力です!

ヴァランダー・シリーズはBBCでドラマ化されていて、日本でもWOWOWで放映されています。昨日、初めてドラマ版(第4シリーズ「白い雌ライオン」)を見ましたが、ドラマ版のヴァランダーは、原作よりも随分寡黙になっていて、何だかカッコ良すぎてちょっと物足りなかったです。原作にかなりボリュームがあるので(716ページ)、事件に関係ない部分を削ったのかもしれませんが…。

白い雌ライオン (創元推理文庫)

白い雌ライオン (創元推理文庫)

 

「白い雌ライオン」は、物語の舞台も、スウェーデン(原作)⇒南アフリカ(ドラマ版)と、大きく変更されていました。南アフリカの景観や雰囲気がじっくり描かれていたのは良かったけれど、クルトを振り回すイースタ署の面々や家族が出てこないのは、原作のファンとしては少々残念でした。