陽だまり日記

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大好きな本や映画のことなど

インドの「隻眼の聖者」のお話

国会図書館デジタルコレクション「インド・ペルシャ神話と伝説」(S10、馬場吉信 等編)、「シヴァ物語」の中に、「隻眼の聖者」(p. 366~370)というお話がありました。

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ある猟師が、山頂で神像に出会って深く信心するようになった。ところが、神像を以前から祀っているバラモンは、神に仕える正しい方法を知らない粗野な猟師が嫌でたまらなかった。祀られている神は、猟師の気持ちの純粋さをバラモンに見せるため、神像の目から血を流した。すると猟師は自分の片目を捧げ、神が止めなければ両目を捧げるところだった。これを見たバラモンは神への愛は正しい儀式よりも尊いことを知り、猟師は片目の聖者として以後崇められることになった。

 

要約すると上のような内容です。

隻眼の聖者は、信仰心が非常に強く、神に特に愛された人。とてもすっきりしていて分かりやすいと思いました。